「何をするかと同じぐらい、何をしないかを大切にしてきた」
スティーブジョブズ
「現代人が1日に受け取る情報量は江戸時代の1年分」なんて言われます。
会社員は仕事で脳みそフルスロットルです。
残業も含め12時間全開で走り続けると、脳が文字通り炎症を起こします。
ギンギンに腫れあがって、何も処理できなくなります。
帰宅後にヨメさんの「夕飯は何食べたい?」という質問にすら答えるのが苦痛になります。
脳に流れ込む情報をすべて処理するのは不可能。
大量の情報に対抗する方法はひとつ。
「やらないこと」を決めることです。
そこで、やる/やらない の区別はシンプルです。
「やった方がいいこと」はやらない! ←これが絶対基準です。
「やった方がいいこと」はやらない!
仕事は2種類に区別できます。
「やった方がいいこと」と「絶対やらなければいけないこと」の2つです。
どちらかに必ず分類します。
そして、「やった方がいいこと」はバッサリ捨ててください、やってはいけません。
例)↓デラえもんが仕事でやらないことリストです。
①自分の役割以外には口出さない
②判断を左右しない要素は考えない
③価値観の違う人を説得しない
④CCのメールは読まない
⑤CCの会議案内は出席しない
⑥長文メールは読まない
㈰「やった方がいいこと」はやらない ←これが絶対の掟です。
仕事は2種類に区別できます。
「やった方がいいこと」と「絶対やらなければいけないこと」の2つです。
どちらかに必ず分類します。
そして、「やった方がいいこと」はバッサリ捨ててください、やってはいけません。
分類方法は㈪~㈮で事例を挙げていきます。
①自分の役割以外のことには口を出さない
担当外のプロジェクトの不用意に首を突っ込んではいけません。
担当者が必要な情報を把握しベストな判断をしているはずです。
あなたが断片的な情報で口をはさむと空回りになりかねません。
アドバイス程度ならOKですが、そもそも、他人の心配をしているほどあなたはヒマじゃないはずです。
役割分担を無視してみんなが首を突っ込み始めると、全員でボールを追い回す“子供のサッカー”状態です。
あと、これも多いのですが、自己顕示欲で他人の仕事に口を出すのは問題外。
仕事は担当者に任せましょう。
②判断を左右しない要素は考えない
よくありませんか?
「念のため、あのデータ探しといて」とかいう業務指示。
「念のため」イコール「やった方がいい」系のヤツです。
それは、すでに方針は決まってて「安心したい」だけです。
よくありませんか?
会議で「○○分析はしたのか?」「□□は確認したのか?」とかいう質問。
これ、マウントしに来てるだけの場合が多いです。
絶対にその分析結果がなければ判断できない場合を除いて、スルーしてOKです。
業務指示をすべて対応して、質問にはすべて回答する、…そんな必要はないんです。
本当に価値のある作業だけにフォーカスしましょう。
③メッセージ性のないメールには対応しない。
よくありませんか?
メールの最後に「以上、ご確認ください」っていう一文。
これ、ただの責任回避です。あなたが確認しようがしまいが、結果は何もかわりません。
そんなメールはスルーでOKです。
務上のコミュニケーションは必ず「相手に何かアクションして欲しい」というメッセージがあるはず。
手を貸して欲しいのか、承認が欲しいのか、予算を確保してほしいのか、誰かを説得して欲しいのか、
メッセージのないメールはスルーでOKです。
本当に困ってたら、どうせもう一回メールが来ますから。
④ccのメールは読まない
「to」ではなく「cc」という時点で「知っておいた方がいい」程度の情報です。
送信者がすでにそう判断しているのです。
なので、読まなくてOKです。
これ、①〜⑥のなかで最も簡単です。試しに1ヶ月ぐらいやってみてください。
読むべきメールは半分以下になります。
最初はドキドキしますが、やってみると意外に誰も困らないもんですよ。
⑤CCの会議設定には出席しない
最近会議の主席者増えてませんか。
テレビ会議なのをいいことに出席者が20人とかいう会議。
これは「大勢の承認もらったよ」というパフォーマンスにすぎません。
主催者の責任回避です。
大量の出席者の会議、出席しても発言の機会はありません。
だから欠席してもなにも影響はありません。欠席でOKです。
⑥長文メールは読まない
長文メールを読んでメッセージをくみ取るのは、シンプルに業務効率悪いです。
冒頭にメッセージ「どうしてほしいか」を書くように部下に指導しておけばOK。
業務上のコミュニケーションで1画面に収まりきらないような長文は必要ありません。
…などなど、これらは一例です。
いきなり、取り掛からない
・指示されたら、いきなり着手!
・メール来たら、いきなり読んで返信!
・会議案内来たから、とりあえず出席!
これらをやめるだけでも、かなり作業量が減ります。
分かりますよ、あなたは超絶忙しい。
一刻も早く取り掛かって片付けたい。
でも、そこはぐっとこらえてください。
あなたは価値のない作業をするほどヒマじゃない。
まずは深呼吸し、急いで取り掛かりたくなる「衝動」を抑えてください。
そして、「これはゼッタイにゼッタイにオレがやらなきゃいけないことか」を吟味してください。そして「これって本当に意味があるのか、価値があるのか」を見極めてください。
これで仕事は100分の一になります。
これ実体験です。↓この本に書かれています。
5年ほど前、デラえもんは毎日12時間フルスロットルで働いてました。
目の前にある仕事(っぽいもの)は片っ端から対応してました。
トイレに行くのも我慢しすぎて膀胱炎になりました(笑)←これマジです。
しかし脳ミソと膀胱が腫れ上がった状態で、メンタルと家庭を壊す寸前。
そのとき、この本に救われました。仕事を捨てることができるようになり、文字通り命を救われました。それ以来、私のバイブルです。
「やった方がいい系の仕事」をバッサリ捨てることで脳ミソのオーバーヒートを防げます。
本当に価値のある仕事に集中できます。
あなたの脳ミソは最も価値ある資産です。無駄な作業に投資してる場合じゃない。
本当に価値のあること、家庭やご自分の人生に適切に投資できるようにしたいですね。
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